2009年の夏、101歳のビルさんは来日してジャパンツアーを行いました。
「もっと毎晩でもライヴがしたい」
20世紀をほぼ丸ごと生きた彼の音楽への情熱は、私たちを驚かせました。

その後わたしたちはLAやハワイにあるビルさんの自宅を訪ねたり、
各地でビルさんが出演したライヴを観たりと、彼の姿を追いかけてきました。

会うたびにビルさんは私たちを楽しませてくれ、
彼の演奏を見ていると、勇気と力がみなぎってくるのを感じました。

ビルさんから教えられたのは、音楽の素晴らしさということを遥かに超え、
“生きる”ということでした。

あなたの音楽とやさしい笑顔は、
多くの人の心の中で永遠に生き続けます。


Bill Tapia永眠(2011年12月2日)


2011年9月、わたしたちはカリフォルニア州ウェストミンスターにあるビルさんの自宅で「ビル・タピア便り」の取材を行っていました。生前最後の取材になるとは思いもしませんでした。ビルさんが亡くなる直前にできあがっていた記事を、手を加えずそのまま公開したいと思います。

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