musician's talk ウクレレを愛するミュージシャンへのインタビュー
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フラとともにあるウクレレ


ウクレレピクニック2012イン・ハワイでのステージ。ウクレレを弾きながらキュートでパワフルな歌声を聞かせてくれた。
――今日ステージ(ウクレレピクニック2012イン・ハワイ)で使っていたウクレレについて教えてください。
「これはコアロハ・ウクレレからいただいたもので、とても気に入っています。私のためにカスタムメイドしてくれたんです」

――以前使っていたあのウクレレはまだ見つかっていないんですか?(昨年盗まれてしまったんです)
「そうなの、昨年オアフ島滞在中に盗まれてしまってから、まだ見つかっていません。あの時は親戚のお葬式で歌うことになっていてカイルアにいて、車の中に置いていたのを誰かが持って行ってしまったんです」

――ひどいですね。すばらしいウクレレだったのに。ネックに名前のインレイが入っていて。
「そう、コオラウ・ウクレレのカスタムでした」

――いつか戻ってくるといいですね。ところであなたがウクレレを弾くようになったのはいつから?
「ウクレレを弾き始めたのは11歳くらいだったかしら。母がシンガーだった影響もあるけど、直接教わったりはしませんでした。マウイ島の学校ではウクレレの授業があって、そのクラスで習ったんです。13歳のときにはウクレレのクラスの先生に連れられて、日本へ行って演奏したこともあるんですよ! あれが私の日本での初ステージでした」

――ずいぶん早いデビューだったんですね(笑)。
「そうですね、でもピッキングとかソロを弾くとか、そういうスタイルではなくて、歌いながら弾くフラのための演奏スタイルね」

――日本のウクレレ愛好家は、意外とソロ弾きを習う人が多くて、歌いながら弾ける人が少数派という印象なんです。歌いながら弾けるようになるためのコツはありますか?
「私の場合は、とにかくアンティー・ジェノア(近年他界されたハワイでもっとも愛された女性ハワイアン・シンガー、ジェノア・ケアヴェ)のレコードを聴きながら、それに合わせて何度も何度も弾きながら歌って練習しただけ。あとは母の演奏をステージ裏で聴きながら真似したり。子供の頃から、そうやって知らず知らずのうちに身につけたようなものね。それが結果的に正しい方法だったと思います。とにかく練習を重ねることしかないんじゃないかしら」


演奏中、彼女のハラウのフラ・ダンサーがフラを披露してくれた。こちらは終了後のスリーショット。
――アーティストとしての2012年の活動プランは?
「今年は初のクリスマス・アルバムをリリースする予定なので、楽しみにしていてください!」























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